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住宅ローン控除中の繰上げ返済は損?タイミングの判断基準

繰上げ返済は「やるかどうか」よりも「いつやるか」で結果が大きく変わります。特に迷いやすいのが、住宅ローン控除(減税)を受けている期間中の扱いです。

「逆ざや」の仕組みによる罠

住宅ローン控除期間中は、安易な繰上げ返済が「損」を招くことがあります。
ローン残高に応じて税金が戻ってくるため、借入金利よりも控除率の方が高い場合(いわゆる逆ざや状態)、借りているだけでプラスになるからです。

この期間中に繰上げ返済をして残高を減らしてしまうと、受け取れるはずだった控除額まで減らしてしまう可能性があります。

タイミングを分ける3つの軸

  1. 住宅ローン控除の残り期間
    基本は「控除終了後」に一気に返すのが有利になりやすいです。
  2. 借入金利の高さ
    金利が高い場合は、控除中であっても早期返済の価値が上がるケースがあります。
  3. 投資との比較
    手元資金を投資で運用した場合の利回りが高ければ、急いで返済する必要性は下がります。

結論:自分の残高と金利で確認する

「控除中は絶対に返してはいけない」「とりあえず早く返すべき」といった極端な一般論は危険です。
タイミングの正解は、あなたの「現在の残高」「金利」「投資の利回り」によって一人ひとり異なります。

実際の条件で「いつやると有利か」「やらない場合との差額」をシミュレーションし、冷静に判断することが重要です。

最適なタイミングを計算してみる