繰上げ返済は「やるかどうか」よりも「いつやるか」で結果が大きく変わります。特に迷いやすいのが、住宅ローン控除(減税)を受けている期間中の扱いです。
住宅ローン控除期間中は、安易な繰上げ返済が「損」を招くことがあります。
ローン残高に応じて税金が戻ってくるため、借入金利よりも控除率の方が高い場合(いわゆる逆ざや状態)、借りているだけでプラスになるからです。
この期間中に繰上げ返済をして残高を減らしてしまうと、受け取れるはずだった控除額まで減らしてしまう可能性があります。
「控除中は絶対に返してはいけない」「とりあえず早く返すべき」といった極端な一般論は危険です。
タイミングの正解は、あなたの「現在の残高」「金利」「投資の利回り」によって一人ひとり異なります。
実際の条件で「いつやると有利か」「やらない場合との差額」をシミュレーションし、冷静に判断することが重要です。